
はい、どーも。とーひーです。
高単価って悪どい。
低単価こそ、お客様のためのサービス。
と思っていませんか?
そう思っている人多いと思います。
僕もそう思ってました。
ですが、今は違います。
高単価ビジネスをするべき。
どうしてその考えに至ったのか。
僕の2つの体験談をお話しますね。
安売りしか提供するものがない企業の末路
僕とーひーは職人を18年やっていました。
零細企業に勤めていました。
そこは実は老舗で、100年くらい続いていたのかな?
高度成長期やバブルのころは良かったんですけど、徐々に業績が悪くなって。
僕が入社したころには、従業員も30人くらいの小さな小さな工場でした。
僕は職人ですので、物がつくれたり、技術を習得するのがたのしかったのですが……。
給料はアホみたいに安かったですね。
それどころか、ただでさえ少ないのに、年を追う事に少しずつ減額されていきました。
当然ボーナスはなかった。
何故か・・・
低単価でしか、仕事を引き受けられなかったからです。
安さだけでした、選んでもらえない営業をしていたからです。
「仕事あるけど、儲けはまったくない」
「今回は赤字の仕事」
そんな会話がよく聞こえていました。
すると、どうなるか・・・
資金がないから、何もできないんです。
設備を整えることも、新しい技術を覚えることも、社員のモチベーションを保つことも。
次の世代を担うはずの若い人は、もれなくやめていきました。
だって将来性ありませんから。
60代以上が一番人数が多くて、50代数人、40代数人のみ。
それでもなんとかやっていましたが、、、。
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忘れもしません。
久しぶりに忙しい日々で、ちょうど消費税が8%に上がるということで、仕事が多く舞い込んでいました。
それも落ち着いてきた頃、全員会議室に呼び出されました。
そこで社長の口から社員全員に告げられたことは、
「廃業します」
でした。
ついに、銀行がお金を貸してくれなくなり、資金繰りが立ち行かなくなったということでした。
これが、低単価の末路です。
ちゃんと儲けを出せていたら、いろんなことができていたでしょう。
設備を整えることも、新しい技術を覚えることも、社員のモチベーションを保つこともできたでしょう。
そうすれば、単価を上げることもできたでしょう。
低単価しか売るものがないばかりに、自分を犠牲にするしかないのです。
廃業という犠牲です。

低単価で選ぶ人の性質
先ほどは企業でしたが、今度は個人の話。
僕自身の話です。
僕とーひーは、2023年6月くらいにwebライターをやっていました。
クライアントからブログ記事の依頼を受けて、記事を収めて、お金をもらいます。
初心者はここからはじめるべきということで、有名な2社「クラウドワークス」と「ランサーズ」に登録しました。
そこですぐに継続案件をいただくことに。
月に4本の記事を収めることになりました。うれしかったのを覚えています。
ですが、単価は激安でした。
2,000文字で1,000円の仕事。文字単価にすると「0.5円」です。
先輩webライターの話では最初はそんなものらしい。
それでも我慢して、とにかくクライアントにギブすること。
そうすると、いずれ単価を上げてもらえるから。
とのことでした。
その意見にしたがい僕はクライアントにギブしました。
2,000文字という依頼でしたが、5000~6,000文字は書きました。
さらに、装飾もして。写真や図解までつけました。
あることについて意見を求められた際には、レポートを提出したこともあります。(無償です)
やがて、月4本納品から5本へと本数が増えて。
「認められている」という実感がありました。
ところが、ある日突然。
「会社の方針が変わった」という理由で、連絡が来なくなってしまいました。
かなり安い単価で耐えてきたというのに、あっさりと逃げられた心境です。
その後わかったことは、単価1円以上の仕事なんていくらでもあるということ。
先方はかなりの安価であることをわかって、都合よく利用していたことがうかがえます。
・0.5円以下は地獄案件
・テストライティングと偽ってただで記事を書かせる
・テストライティングでも単価の半分出さないクライアントはやめておけ
など言われる世界。
質のよろしくないクライアントというのはいるものです。
僕に仕事を依頼していたクライアントもその部類でしょう。
僕は自分が認められているとよろこんでいいたのですが、先方としてはただ「安い」が理由。
「安い」で選ぶクライアントは、結局「安い」ことにしか興味がない。
そんなクライアントにギブしてしまいました。
ただこれも自分が「安い」だけで戦っていたからです。
しっかりと専門性を掲げて「高単価」を表明するべきでした。
低単価はサービスではない
自分で値付けをするとき、なんとなく「安く」設定していませんか?
・クライアントワークでの価格交渉
・自社コンテンツの販売価格
この背景には、「高いと嫌われる」という心理があると思います。
さらには、「安い」方が相手のためになる、と思っている人のいるでしょう。
ですが、上記の企業の話にあったとおりです。
「安い」と何もできないので、サービスを高品質にすることができなくなります。
結果お客様に常に低品質のサービスを提供することになります。
これで良いのでしょうか?
正しくは、しっかりとお金をいただき、そのお金で品質を上げること。
自分も、お客様もともに成長していくことですよね。
「高単価=悪どい」は、誤りであることがおわかりいただけたのではなでしょうか?
高単価でも満足していただけるものを提供することです。
高単価でも気持ちよく買ってもらえるようにしておくことです。